中国メディア・東方網は12日、「地震から見る日本の国民性 敬服すべき点はどこにあるか」とする記事を掲載した。日本では今月に入り大阪の台風直撃、北海道の大地震と大きな自然災害が連続して発生した。中国のネットやメディアでも被災地や現地市民の様子がしばしば紹介されている。記事の作者は、日本人の災害に対する心構えについて何か感じるところがあったようだ。

 記事は、「どうして日本人は冷静を保てるのか。そして、他人のことを考えられるのか。中国人にとって、現実に対して一致団結し、慌てたり乱れたりすることなく前を向く日本人の姿勢は尊敬に値する」としたうえで、地震などの災害時に見られる日本人の優れた点について3つ紹介している。

 まずは、災害発生後の日本人の冷静さを挙げた。「多くのメディア記者が驚くのは、自然災害に直面した日本人たちが驚くほど冷静さを保っていることだ。被災地で食べ物がひっ迫していても、みんなパニックにならずに列に並んで順番を待つ。混雑した道路でもみんな交通ルールを守る。この点は敬服に値する」とした。

 続いては、冷静さが大人だけではなく子どもたちにも身に付いていることに言及。「多くの中国人の地震に関する知識や備えは、大の大人であっても日本の子どもたちにはかなわない。日本の子どもたちは小さいころからちゃんと避難訓練を受けているので、災害に対しても外国メディアの想像を超えるほど冷静さを保ちつつ行動することができるのだ」と解説している。

 そして3点目は、「自分勝手な行動を慎む心を持っている」点を挙げた。日本人は自分個人の利益に固執することなく、集団の利益のことを考えて行動するため、「自分さえい良ければいい」として秩序を乱すような人が少ないと説明。この点も、中国人として学ぶに値すると伝えた。

 災害発生時にどれだけ冷静さを保つことができるかは、市民の日ごろの心理的、行動的な備えが大きく左右するとともに、避難所の運営や物資の配給といったサービスを提供する側がしっかりしているかどうかもカギになる。とにかく、個人から地域、社会、そして国全体が一緒になって防災に対する意識を高めていくことが大切なのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)