中国では、日本に対して少なからぬ偏見を持っている人がいるが、往々にして情報の不足や誤った情報に基づいているようだ。しかし、日本についてよく知ると、どんな人でも見方を変えざるを得ないという。中国メディアの網易は6日、「日本の細部を見れば、どんな人でも日本を見直すことになる」と題する記事を掲載した。
  
 そもそも、中国人は日本に対してどんな見方を持ってきたのだろうか。記事は、「地理的には近いが、気持ちははるか遠い」と言い表している。歴史問題ゆえに、隣国ながら中国人にとっての日本は、米国に対する以上に距離感があると分析している。

 では、どんな「細部」を知ると日本に対する見方が変わるのだろうか。記事は、日本はとにかくきれいだと称賛している。「米国よりもきれい」な日本に住んでいれば自然と影響を受けるようだ。世界中の中華街の中で日本の中華街が一番きれいだと紹介しており、日本人だからできる、中国人にはできないということではなく、マナーを守る習慣が日本社会全体に浸透していることが分かる。

 記事は、緑化に気を配ることやごみをポイ捨てしないこと、信号を守るといった日本におけるマナーの背景には「公徳心」があると分析している。さらにこの公徳心は、教育によるものだと分析。日本の家庭では、母親がお金の管理をすることが多く、中国人には信じられないことだが家計簿を付けるほどお金を細かく管理していると紹介した。細部に気を配る家庭での親の模範が、子どもにも良い影響を与えていると言えるのかもしれない。

 街がきれいで、マナーが良く、家庭も仕事も責任感を持ってまじめに取り組む日本人。知れば知るほど、「日本を見直す」ようになるようだ。中国では日本を称賛すると売国奴扱いされ、最近では「精神日本人」とのレッテルを貼られてしまいがちだが、記事は、「本当の愛国はむしろ日本人から学べる」とさえ主張している。反日感情をひとまずわきに置き、良いことは学ぼうという姿勢は、中国の発展に寄与するに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)