中国は食の大国と呼ぶにふさわしい国だ。中華料理は日本料理に比べて食材や料理の種類は多く、食べないものはないというほどあらゆる物を食材とするが、中国メディアの快資訊はこのほど、「中国ではごみとして扱っているものを、日本では食材としている」と紹介する記事を掲載した。

 広い国土を持つ中国では地域によって味の好みや料理は大きく異なる。たとえば、北部ではいわゆる粉物を主食とし辛い味付けを好むが、南部では米を主食とし薄味の料理が多い。また、中華料理の歴史は古く、これまであらゆる食材を使ったさまざまな調理法が編み出され、広東料理では「4本足のものなら机以外、2本足なら親以外は食べる」とまで言われるほどだ。

 このように食べることが大好きな中国人も驚く日本の珍しい食べ物とは「モミジの天ぷら」だ。中国でも紅葉を楽しむ文化があり、北京の香山などは紅葉で有名だが、記事は「モミジの葉を摘み取って食べる人は誰もいない」と指摘。中国ではモミジの葉はあくまでも「ごみ」扱いだが、日本では「天ぷらとして食べられているが、果たして本当に食べることができるのか。本当に美味しいのか」と素朴な疑問を投げかけた。

 続けて、モミジの天ぷらの作り方について、「美食は何でも手間暇が掛かるが、モミジの天ぷらも葉を1年塩漬けにして、それに衣を付けて1枚ずつ油で揚げると、香ばしくサクサクとした食感になる」と説明した。モミジの葉自体には特に味がないためシンプルに塩で味を付けると伝え、「中国でも海や山の幸は先ず塩味で食べるのが美味しいとされるが、このセオリーは共通しているようだ」と指摘した。

 モミジの天ぷらは日本で広く食されている料理ではないが、大阪などでは確かに提供する店があるようだ。なんでも食材にすると言われる中国においてもモミジの葉を食材にするという発想はないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)