日本を訪れる中国人観光客は、かつての団体旅行ではなく個人旅行をするケースが多くなった。そこで利用する機会が増えるのが地下鉄や電車だが、複雑に絡み合った路線図を解読して目的地まで到達するのは至難の業。とくに、東京の地下鉄は、中国のネット上でもその複雑さで定評がある。

 中国メディア・東方網は4日、日本の玩具メーカーが、非常に入り組んだ東京の地下鉄路線図を「おもちゃ」にして商品化してしまったと報じた。記事は「現在、地下交通が最も発達している都市として間違いなく上位に名前が出てくるのが東京だ。何しろ、都市のあらゆる交通の枢軸が東京を中心に広がっているのだから」としたうえで、日本の玩具メーカーであるバンダイが東京の地下鉄路線図を立体模型化したおもちゃを販売すると伝えている。

 そして、「注目すべき点は、この東京の地下鉄路線立体模型が現在の路線や走行方向を完全に忠実に再現しており、実際と同じ地下鉄13路線の高低差をリアルに感じることができることだ」と紹介。この立体模型を見た中国のネットユーザーたちは興味を示し、様々な色が織り交ざる様子がまるで七色の毛糸のようだとの感動を残しているとした。

 記事が紹介した東京の地下鉄立体模型は、もともとバンダイが「ガシャポン」で1路線ずつ販売していたもの。このほど同社が既存の東京メトロ路線に新たに都営地下鉄4路線を加えた「東京地下鉄立体路線図 フルコンプリートセット」の発売決定を発表した。幅と奥行きが約30センチ、高さが12センチの立体路線図の完成形は、確かに様々な色の毛糸が絡み合っている芸術作品のように見える。中国の人たちは、これを見て東京の地下鉄の複雑さにため息をつくとともに、日本人の発想力にも感嘆することだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)