中国メディア・東方網は4日、「日本を旅行する中国人は注意せよ! 彼らの言う『公害』になってはならない」とする記事を掲載した。記事は、日本メディアが伝えた外国人観光客の「観光公害」を紹介して、観光地の秩序を乱さぬ配慮が必要であることを訴えている。

 記事はまず、神奈川県鎌倉市にある江ノ島電鉄鎌倉高校前駅付近の踏切の状況を紹介。この場所は中国の多くのアニメファンには言わずと知れた、マンガ「スラムダンク」に登場するシーンで有名なスポットだ。それゆえ現場は中国をはじめとする外国人観光客で日々賑わっているようだが、記事は「観光客が写真撮影のために車道を占拠して交通を妨げたり、勝手に病院などのトイレを使用したりする」とし、観光客の増加が現地住民の生活に悪影響を与えていると伝えた。

 また、やはり中国人観光客が好んで止まない日本の北海道の有名な観光地・美瑛でも、観光客たちが勝手に花畑や麦畑に入って写真を撮る行為が後を絶たず、損害が生じていると紹介。現地から「畑が踏み荒らされると病原菌などによって農作物が収穫できなくなる可能性がある。ルールは守ってほしい」との声が出ており、地元の観光協会がパトロールを始めたとしている。

 そして、日本の専門家が「訪日観光客は観光スポットを訪れるだけでなく、日本人の生活空間にも目を向けるようになった。行政はこのような『観光公害』に対し、速やかに対策を講じるべきだ」との見方を示したことを紹介した。

 中国人観光客に限らず、観光地を訪れる外国人観光客に秩序や節度を持ってもらうというのは、観光業と現地社会との融合を図るうえでの大きな課題の1つと言えそうだ。そしてまた、われわれ国内観光客もちゃんとマナーや秩序を守っているかどうか、改めて確認する必要があるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)