警察庁によれば、2017年の交通事故による死者数は前年比5.4%減の3694人だった。この数字は「警察庁が保有する昭和23年(1948年)以降の統計で最少」だったという。

 中国は交通事故による死者数は年間20万人を超えるとも言われている。人口が日本の10倍以上であることを差し引いても、中国では交通事故によって死亡する人がいかに多いかが分かるだろう。中国メディアの快資訊はこのほど、日本の交通事故死者数の少なさは「簡単には信じられないほどだ」と伝えつつ、その理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、東京は世界で最も発展した都市の1つであり、人口密度は中国の大都市を大きく上回ると指摘。東京では中国と大都市と同じくらい人と車が多く存在するように感じられると指摘する一方、「根本的に違うのは東京では中国の大都市のような深刻な交通渋滞や交通事故が頻発しないこと」だと論じた。

 続けて、東京のみならず日本で深刻な交通渋滞が発生せず、交通事故による死者数が中国より圧倒的に少ないのは「教育」が関係していると指摘。日本では小学生のころから交通安全について教えるほか、ルールを守ることも道徳の一環として教えていると指摘し、日本人が幼少のころから受けた教育のおかげで、自分勝手な運転やルールに違反した運転をする人は少なく、これが結果として事故の減少につながっていると論じた。

 また、日本では道路交通法に違反した場合の罰則が厳しいことのほか、交通事故を起こすことによる社会的信用の低下も事故減少や事故による死者数減少につながっているのではないかと考察。毎年多くの人が交通事故によって命を落としている中国は「日本から学べる点を学ぶべきである」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)