近年、中国の造船業は競争力を高めてきており、日中韓による競争は激化する一方だ。中国の造船分野における技術力の向上は目を見張るばかりだが、日韓に及ばない点もあるという。

 中国メディアの快資訊は26日、中国の造船業は低コストの割に高い品質で受注を重ねてきたと指摘する一方、中国が建造した船舶は日韓の船舶に比べて「10%ほど重い」と伝える記事を掲載した。

 日本はもともと造船業の競争力が高かったが、韓国に追い上げられ、そして、近年は中国の造船業も著しい成長を遂げたことで、日中韓3カ国が競争が激しくなっている。

 記事は、「近年は日韓が単価を引き下げ、受注するケースが増えている」と伝える一方、中国の造船メーカーが受注競争で負けるのは「中国メーカーが建造する船舶は重量が日韓に比べて5ー10%ほど重く、それがコスト増につながっているため」だと指摘。中国造船業界では日韓の船舶との重量差を改善するために努力を続けていると指摘しつつも、「ここ10年ほどはほとんど改善できていないのが現状だ」と論じた。

 一方で、船舶にとって重要なのは、やはり品質であると主張し、中国の船舶は引渡し後に船体に亀裂が入るといった安全問題は起こしていないと主張したほか、中国はすでに世界最高水準の品質と強度を持つ鋼材の開発に成功していると主張。船舶の重量という点では日韓に遅れを取っているものの、安全性や品質、そして将来的に使用される可能性のある鋼材といった点では日韓を上回っているはずだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)