日本人の名字の種類は多く、30万種類以上あると言われている。中国も多いとはいえ3000程度と言われており、日本の名字がいかに多いかが分かるだろう。それにしても、日本の名字が中国と違っているのはなぜだろうか。中国メディアの快資訊は23日、韓国とベトナムは中国の名字を使っているのに、なぜ日本は中国の名字を借用しなかったのかと題する記事を掲載した。漢字は中国から借用したのに、名字は日本独自であるのが不思議なのだろう。

 記事はまず、「かつて中国の属国だったかどうか」が関係していると指摘。韓国とベトナムはかつて、唐や明の時代に属国だった過去があるが、日本は島国だったので、沖縄以外は中国の支配下に入らなかったと説明した。中国では、沖縄はかつて中国の一部だったと認識しているようだ。

 また、日本では今のようにすべての国民が名字を持つようになったのは比較的最近だったことも、韓国とベトナムとは違うと分析。すべての国民が名字を名乗る義務が生じたのは明治時代からで、日本で最も多い名字の「佐藤」は、源平藤橘(げんぺいとうきつ)の1つである藤原氏の子孫だとの意見や、藤原氏にあやかって多くの人が名乗ったとの意見があると伝えた。

 さらに、よく見られる川や田、野といった漢字が使われていることについては、住んでいるところにちなんでつけられたとしたほか、職業から付けられた「鵜飼」といった付け方もあると紹介した。

 日本人の名字は非常に複雑で多様であると言えるだろう。結婚で名字が変わるのも中国にはない習慣だ。独特の名字は日本のひとつのアイデンティティとなっており、珍しい名字も含めて守っていきたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)