中国メディア・東方網は23日、「日本はどうして年間700万人もの中国人観光客を引き寄せるのか、そこには3つの良い習慣があった」とする記事を掲載した。

 記事は、「多くの中国人観光客が毎年日本旅行に訪れる。日本の風景は麗しく、独特の文化や風俗もポイントだが、それよりももっと大きな理由がある」として、日本人が持つ3つの「良い習慣」を挙げている。

 1つめは「高齢者に席を譲らない」。「わが国ではお年寄りに席を譲るというのが伝統文化における『お約束』になっており、それがモラルの高さを示すのだが、日本では違う。仮に日本を旅行していて、バスや電車で高齢者に席を譲ろうとすると、相手は不愉快になる。なぜなら、他人に迷惑をかけたと感じるからだ。それゆえ、日本人は高齢者に遭遇しても席を譲らない。また、譲った時に相手が座ろうとしなければ、こちらが気まずい思いをするというのもあるのだ」と説明している。

 これが「中国人が日本に行きたがる、日本人の良い習慣」かどうかについては大いに疑問が残る。「日本では席を譲らなくていいから楽だ」ということなのだろうか。そして、「席を譲らない」という習慣ではなく、「席を譲るべきか否かを考える」という習慣があると説明すべきだろう。頑として譲ろうとしない人ももちろんいるが、多くの人は譲るべきだと判断すればサッと席を立ち、相手に座るよう勧める。

 2つめは「公共の場で静かにする」。日本人は図書館など公共の場では携帯電話を音の出ないモードにする習慣があり、常に着信音が鳴ったり大声で離す声がこだましたりする中国とは大違いだとしている。そして、3つめは「すすんで列に並ぶ」。中国でも行列は日常的にできるが、日本の行列のほうがより秩序正しく、割り込みをする人がいないとのことである。

 この3つを大きな理由にして日本旅行にやってくる中国人観光客が果たしてどれだけいるのか。やはり彼らの多くは観光スポット、ショッピング、グルメといった点を楽しみに日本に来るのではないだろうか。せいぜい、訪れて実際に日本の社会を体験した感想として出てくる程度だろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)