中国メディア・東方網は21日、中国と日本の幼児教育について比較し、「中国は消化しきれない脂身だらけの料理で、日本はさっぱりとした和食である」と評する記事を掲載した。

 記事はまず、中国の幼児教育について解説。「多くの場合、小学校教育の前倒し、予習クラスのようになっている。園児たちは小学校1、2年生の学習内容をさらうことになる。算数、漢字の読み、詩の暗唱、絵画、英語さらにはピアノ、囲碁、ディベート、ダンスなど、子どもたちはなんでもやらされる」とした。

 そして、このような中国の幼稚園はまさに「ガッツリとしたメインディッシュばかりが並ぶ料理であり、あまりに脂っこすぎて子どもたちが消化不良を起こす」という形容がピッタリであることを伝えている。

 一方で日本の幼稚園については「さっぱりとしていて、目にも楽しい日本料理である」とし、自然、素材本来の味、様々なバリエーション、料理を盛り付ける器、そして季節感を重視する和食の概念が日本の幼児教育にも垣間見られると説明した。

 自然の重視については「園内や教室の配置がシンプルで、運動場は芝生や土でできている」とし、素材の味に関しては「幼児自身のモラルを育む教育であり、礼儀、健康、理性、秩序を教える」と紹介。教育の多彩さについては、単に知識を教え込むのではなく避難訓練など各種防災訓練や、体の抵抗力をつける薄着の教育など様々なアプローチによる教育が行われているとした。

 さらに、器の美学は「独立意識や自活能力の育成など、『人を育てる』教育に相通じるものがある」と説明。「日本の幼児教育は、小学校の知識を前倒しで教えるものではない。この点、中国の幼稚園は非常に参考にする価値がある」としている。

 日中両国間における教育の違いを、両国に特徴的な料理スタイルに置き換えるというのは、おもしろいうえに実に分かりやすい。小学校入学前の幼児期は、人生の中でも数少ない「毎日遊んでばかりで構わない」時期と言える。やはりこの時期には過剰な「栄養」を与えてがんじがらめににするよりも、のびのびと生活させるなかで社会や集団のルールを理解させるべきかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)