日中平和友好条約締結40周年を迎えた今年は日中友好のムードが高まっており、中国のネット上では日中友好に寄与した歴史的な人物もしばしば紹介されている。中国メディア・東方網は18日、明治初期に日本を訪れ、日本人以上に日本について学び、日本人から深い尊敬を受けた中国人を紹介する記事を掲載した。

 記事は「秦・漢の時代以来、日本と中国の間にはとても語りつくせないほどの往来があった。なかでも1877年に清から初めて派遣された史上初の駐日公使・何如璋とともやってきた黄遵憲は、日本について知る努力をして賞賛を浴びた」と紹介した。

 そして、日本滞在期間中に黄が残した功績を2つ挙げている。1つめは日本に関する資料を集めて研究を行ったこととし「日本人自身ですらはっきりと分かっていなかった問題をはっきりさせた。その成果を踏まえ、中国史上で初めて日本の国についての研究を完全な形でまとめた研究書、すなわち『日本国志』を書いたのだ」と説明している。

 2つめとして、優れた詩作を残したと紹介。「黄は詩歌を作るのが得意だった。清朝では詩歌がもてはやされなかったが、当時の日本人は特に好み、尊敬や崇拝の対象となった。彼が残した『日本雑事詩』の詩集は、今も日本人によって収蔵されている」とした。

 そして、本国から命を受けて日本を離れる前、「日本雑事詩」の初稿をある日本人に渡したところ、感銘を受けたこの日本人が自宅の庭に「日本雑事詩初稿塚」を作ったいうエピソードを紹介し、その記念碑が今も残されていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)