日本で暮らす中国人の数は年々増加傾向にある。2017年末における在留外国人統計によれば、中国人は前年比5.1%増の73万0890人となった。

 日本と中国は文化や人びとの習慣をはじめ、様々な点で違っている国同士だが、日本で暮らす中国人はなぜ日本に留まり、中国に帰国しないのだろうか。中国メディアの捜狐は18日、日本で暮らす中国人女性の多くは「中国に帰国したくない」と考えていると伝え、その理由について紹介している。

 記事は、日本で暮らす中国人女性たちの見解として、「日本ではスーパーなどで買った野菜はいちいち洗剤で洗う必要がないこと」など、女性として生きるうえでは「日本の方が便利で安心」だからだと紹介。日本で暮らし慣れると「1カ月も中国に滞在すると、もう嫌になってしまう」のだと言う。中国では食の安全問題が頻発しており、野菜も残留農薬を懸念して洗剤で洗ってから食べる消費者は多いが、日本ではなんでも安心して口にでき、子どもを育てるうえでも心配事が少ないのだと論じた。

 また、中国は日本に比べて衛生環境でも劣っているとし、その最たる場所がトイレだと指摘。さらに中国では子どもの進学や病気での入院、高齢者の老人ホーム探しなど、何をするにしても「人に便宜をはかってもらわないと話が進まない」のが煩わしいと強調。日本で暮らし慣れると中国式のやり方には適応できなくなってしまうと論じた。

 さらに記事は、日本で暮らす中国人のうち、男性と女性を比較すると「日本を好きな人は女性の方により多い印象」であることを指摘し、中国人女性たちはこうした理由で「中国に帰国したくない」、「日本で暮らしたい」と考えているのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)