中国はもともと教育熱心な国民性と言えるが、近年は競争が激化していることからより良い教育を子どもに与えたいと願う家庭が増えている。中国メディアの快資訊は15日、「中国人から見て日本家庭の教育方法は学ぶ価値がある」と紹介する記事を掲載した。

 中国では学業の成績のみを重視する傾向が続いてきたが、近年は子どもに礼儀やマナーなどを教えることの重要性が周知されるようになってきた。それゆえ、日本の家庭内で幼い時から子どもに対して施されている教育にも強い関心が向けられている。

 たとえば、日本の就学前の子どもが「人に会ったら自分から挨拶をすることや、他の人からしてもらったことには感謝の言葉を述べ、迷惑をかけたなら必ず謝る」といったことを身に着けているのを見ると、中国人の親としては大きな驚きを感じるという。ほかにも、日本では「公共の場所で騒がず周囲に配慮することや、拾ったものは届けること、嘘をつかないこと」など、日本では「親が子どもに対して、あらゆる場面で道徳的に振舞うことを教えている」と指摘した。

 中国の一般家庭は共働きが多く、子どもの世話は祖父母が行うケースが多い。それゆえ甘やかされて育つ子どもが多く、また学業が優先されるので家庭内外での素行について厳しく教えられることは少ない。日本の家庭における教育は中国の親も学ぶ価値のあることだとしつつも、「果たしてどれだけ実践できるだろうか」と指摘した。

 中国人からすると日本の教育の良い所ばかりが目に映るようだが、実際は日本人の親たちも様々な問題に直面しながら奮闘を重ね、子どもと向き合った成果と言えるだろう。日本の親も子育ての試行錯誤を続けているが、子育ての大半を祖父母にゆだねる中国では、親子で過ごす時間は日本と比べると非常に少ないゆえに「日本の家庭教育方法は優れている」と感じるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)