中国はもともとミャンマーの軍事政権と友好関係にあったが、民主化をきっかけにミャンマーは日本や欧米との関係強化へと舵を切り、中国との関係はぎくしゃくしたものとなった。中国としてはミャンマーが日本や欧米にこれ以上接近することは避けたいというのが本音ではないだろうか。

 中国メディアの快資訊は16日、近年のミャンマーは日本と頻繁に接触しており、政府開発援助(ODA)によるミャンマーのインフラ整備も加速していると伝え、中国は日本とミャンマーの良好な関係から学ぶべきことがあると伝える記事を掲載した。

 記事は、日本とミャンマーの両政府は最近、頻繁に接触を持っていると伝え、ミャンマー国内では「日本はミャンマーが制裁を受けていた時も、非政府組織がミャンマーに様々な援助をしてくれた国だ」、「ミャンマーが民主化によって新しい一歩を踏み出した今、日本は一緒に歩んでいける信頼できるパートナーである」という論調があると紹介した。

 続けて、日本や日本人、日本文化がミャンマーで受け入れられている背後には、日本の「相手の意見を尊重した付き合い方」があるとし、日本人は相手の立場になって援助を行ってきたと強調。橋を作ったり、道路を舗装したり、井戸を掘ったりと「現地の人々の生活を改善する援助を数十年にわたって行ってきた」と指摘し、こうした援助がミャンマー人の心に深く刻まれていると論じた。

 また、日本企業は援助を行うにあたって、現地の社会環境などを時間をかけて調査し、必要とされる援助を行うのに対し、中国は相手とのコミュニケーションが不足しているうえに「何でも急ぎすぎる」と指摘。それゆえ中国がミャンマーに対して行った援助では、水力発電用のダム建設が中断したり、銅鉱山開発プロジェクトでは「中断と再開を繰り返す」など、順風満帆ではないプロジェクトが多いと指摘した。

 現在の日本とミャンマーの関係が良好なのは、日本がミャンマーに対して援助を行い続け、そのうえで信頼を勝ち取った背景があると伝え、ここから中国が学べることは多いと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)