訪日した中国人が驚くことの1つとして、日本は先進国で現代化が進んだ国である一方で、伝統文化がよく保護されているということが挙げられる。中国は急激な現代化と同時に伝統文化が急速に失われつつあるとも言われており、文化や風習の西洋化が進んでいると言えるだろう。

 中国メディアの快資訊は15日、京都の街中で「芸妓」を実際に目にして驚いたという中国人の手記を掲載し、「つい写真を撮影しようとしたところ、ガイドから撮影をやめるよう言われ、また驚いた」と伝えている。

 中国では日常生活のなかで伝統衣装を着用している人の姿を見ることはほとんどなく、あったとしても飲食店などの女性店員が店の制服としてチャイナドレスを着用している程度と言えるだろう。それゆえ中国人としては日本で様々な伝統を守り続ける芸妓の姿を見ると感動を覚えるようだ。

 記事は「文化や芸術という観点から言えば、日本は多くのものを中国から学び、それを日本に合うように改善しながら定着させた」と主張し、驚くべきはその文化や芸術が中国と違ってしっかりと保護されていることだと指摘。また、芸妓や舞妓といった文化についても「1つの職業として尊重され、保護されている」と伝え、中国との違いに驚きを示した。

 この中国人は街中で芸妓さんを見かけたようで、写真を撮影しようとしたそうだが、ガイドから撮影をやめるよう指示されたという。その理由が当初はわからなかったようだが、「日本では他人の写真を勝手に撮影することはタブー」だと教えてもらったそうだ。中国では日本ほどプライバシーという概念が普及しておらず、ソーシャルメディアでも多くの人が実名と顔を公開しているほどだ。街で見かけた芸妓さんの姿を通じて、日本と中国には様々な違いがあることを認識できたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)