著しい経済成長を遂げた中国。近年は中国経済が米国経済を抜いて世界一になるのも時間の問題といった声も聞かれるようになり、もはや中国にとって日本は目標とすべき国ではないといった声まで存在する。

 しかし、中国メディアの快資訊はこのほど、「中国人は日本の実力を正しく認識できているのだろうか」と問いかける記事を掲載し、日本の実力を知れば「決して過小評価できない国であることが分かるだろう」と論じている。

 記事は、日本は42年間にわたって維持し続けてきた世界第2位の経済大国の座を奪ったのは中国だったと伝え、その後は中国との経済規模は差が開く一方だと指摘。だが、中国にとって日本はアジア随一の先進国であるだけでなく、地域の政治や安全保障とも大きな関わりのある国であり、日本の発展の趨勢や実力を正しく認識するのは重要なことであると指摘した。

 続けて、近年の日本経済の低迷は少子高齢化といった社会問題とも関係しているものの、日本には「イノベーション能力に欠ける」という欠点があるのも事実だと主張。日本は既存のものを改善するのは得意だが、米国のように既存のものを淘汰してしまうほど革新的なものを生み出すのは苦手だと論じた。

 一方で、日本の技術力の強みが失われたわけではなく、ロボットや人工知能などの先端分野では今も世界有数の技術力を持つと指摘し、これらを活用することで日本のボトルネックの1つである労働生産性を高めることができるかも知れないと主張。つまり、ロボットに代表される日本が得意とする製造業は将来的に大規模なイノベーションをもたらす潜在能力を持つとし、これが実現すれば日本は失った富を取り戻すことができるかも知れないと伝え、「やはり日本は中国人にとって過小評価できない国である」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)