中国メディア・東方網は15日、「日本人の礼儀正しさの背後には、何が隠されているのか」とする記事を掲載した。

 記事は「日本が人に2つの深い印象を与える。1つめは、清潔だということ。これはもはや説明する必要はないだろう。2つめは、日本人の礼儀正しさだ。しかし、この話になるたびに『日本人はお金儲けのために礼儀正しいのを装っている』という人がいる」としたうえで、実際に日本を訪れて日本人の礼儀正しさに触れた感想を紹介した。

 まず、京都でのエピソードを挙げた。「バス停でホテルへの行き方を探すために周囲の人に聞いていたら、白髪でスーツ姿のおじさんが聞き耳を立てていた。何だこの人は、と感じたが、思いがけず『お手伝いしましょうか、どこに行くのですか』と聞いてくる。行き先を告げると、おじさんは辛抱強く行き方を教えてくれた。お礼をいうと、当然の事をしたまでだと言った」としたうえで、「この人の親切さや礼儀は装ってできるものなのか、私にはそうは思えない」と評している。

 また、熱海でも自転車に乗った年配者が向こうから「どうしました、道に迷いましたか」と尋ねてくれ、海ではトイレを探していて2人の日本人の船乗りに英語で聞いたところ、船乗りは英語が分からなかったが熱心に相談に乗ってくれ、最終的には意図を理解してトイレに連れて行ってくれたと伝えた。

 そのうえで「お金がもらえないのは明らかなのに、どうして礼儀正しい『ふり』をしなければならないのか。しかも、彼らはわれわれにお金を求めてこない。どうして『お金を稼ぐために礼儀正しいふりをしている』などという意見が出てくるのか。そして、仮に日本人が礼儀正しいふりをしていたとしても、ふりをしないよりも遥かにすばらしいということだ。こっちがお金を払っているのに、相手から雑に対応されたり、無視されたり、脅かされたりするのに比べればどれだけ良いことか」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)