中国メディア・捜狐は13日、この夏休みに日本を訪れた中国の小学生が各地の観光スポットを訪れる中で深い印象を覚えた、日本社会の事象や日本人の習慣について、エピソードを交えて紹介する記事を掲載した。

 記事は、この小学生が日本旅行を通じて6つの点が深く印象に残ったことを紹介している。1つめは、日本ではゴミ箱を見つけるのが難しいという点。かねがね中国のネット上ではまことしやかに紹介されてきたが、この小学生は実体験としてそのように感じたようである。2つめでは、公共の場の秩序がしっかりしており、右側・左側通行を守り、どんな時でも割り込むことなく列に並ぶと伝えた。

 3つめは、日本の鉄道車両には女性専用車両や優先席が完備しており、優先席をわが物顔で占有する乗客がいないことを挙げた。また、4つめでは地下鉄に乗った時のエピソードを紹介。「パパが日本の小さな子に席を譲ってあげたら、その子の母親がしきりにパパにお辞儀をして感謝を示していた。そして、自分もおばあちゃんに席を譲ってあげたら、おばあちゃんから何度も感謝を示されて申し訳ない気分にすらなった。もし、社会の1人1人が善良な心を持ち、感謝する心を知るようになれば、自分たちの社会はきっともっと良くなるだろうと思った」とした。

 残りの2つは、いずれも新幹線でのエピソードだ。5つめは、新幹線の自由席きっぷを購入して乗車した際、両親と3人で座れるシートの空きが見当たらず困っていたところ、何人かの日本人乗客が進んで席を移動してくれて3列シートを空けてくれたと紹介。今度は自分たちがお辞儀をして感謝を示すとともに「住む国も言葉も違うけれど、人と人との間の善良な心に国境はないことを感じて、本当に感動した」と伝えている。

 そして6つめは、日本人乗客が新幹線から下車する際、倒したリクライニングなどをちゃんと元に戻し、座席周辺をきれいに片付けてから自分の荷物をまとめ、順番に並んで降りていったと紹介。「これは個人の習慣というよりも、国民全体で培われた習慣だ。ルールや厳しい罰則があるからやるのではない。そこで自分も降りる時に同じようにした。そして、中国に帰った後も、どこに行く時でもこうしようと決めた」とした。

 日本にも、もちろんルールやマナーを守らない人もおり、新幹線を降りる時にリクライニングを戻さず、ゴミを残したまま立ち去る人もいる。この小学生がたくさんの「良い例」を見て考えることができたのは、とても幸運なことかもしれない。そして、「中国に帰ってもやる」という決意を貫けば、やがては中国もマナーやモラル云々で国内外から誹りや冷笑を受けるようなことはなくなるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)