日本製品は海外から質が良いと評判だ。多少高くても長い目で見れば日本製品を買う方が得ということだろう。それは農業用の大型機械でも同じだという。中国メディアの捜狐は12日、価格は中国製の倍ほどするクボタのコンバインが中国の農村で非常に人気がある理由について分析する記事を掲載した。「田んぼがあるならクボタ」という宣伝文句のとおりに普及しているというが、人気の秘訣は何なのだろうか。

 蘇州にある工場を見学したこともあるという中国人筆者は、クボタのコンバインは価格に見合うだけの理由があると指摘し、「外側と内側の両方の理由がある」と分析。「外側」の理由の1つが「質が高く、故障が少ない」ことだとした。農繁期に壊れてしまったら、貴重な収穫の時間が修理に取られ大きな損失となる。クボタ製は、200時間以内の故障はないというが、国産だと30時間程度だというので、質の差は歴然としている。

 さらには、「刈り取りの性能の良さ」、農繁期前後の「点検や修理、保管」にまでメーカーが関わってくれること、初めて利用する購入者に「使い方をレクチャー」してくれること、さらには利益を度外視した「アフターサービス」や、「部品供給が豊富で農繁期のトラブルにすぐに対応」してくれることを指摘している。製品の販売にとどまらず、故障を未然に防ぎ、アフターサービスにも力を入れていることが分かる。

 さらに「内側」の理由として記事は、「先進的な設計理念」、「品質管理を重視し部品や材料の質が高いこと」、「従業員が安定していて技術が高く、品質保証システムが完備されていること」を挙げた。

 記事は、日本の企業が成功しているのは、新製品を開発するのに何年もの時間をかけて設計、開発、試用、改良の過程を繰り返しているためだと指摘。それに対して、中国の企業は金儲けが目的になっていて良い製品を作ろうという意気込みはなく、国の支給する補助金目当ての企業が、幹部の言うままに短いと2ー3カ月、長くても半年で新製品を開発して市場に出しているのが実情だという。故障が多く信用がないのも当然だ。

 記事は結論として、クボタの製品は中国メーカー産よりも高額なものの、総合的に見て優れているとした。中国のメーカーもクボタを追い越すくらいの気持ちで見習ってほしいとはっぱをかけて締めくくった。クボタは日本企業ながら、中国人の心をすっかりつかんでいるようである。 (編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)