中国メディア・東方網は12日、「コンピューターが世に出たばかりの1969年、日本人はすでにマルチメディア教育の構想を持っていた」とする記事を掲載した。

 記事は、「昔の人びとは、今のわれわれの生活をどのように想像していたのだろうか」としたうえで、日本や米国の100年前から数十年前の雑誌などに掲載された「未来予想」の内容を紹介している。

 まず、「100年前の人たちは、現代の私たちがいかなる場所においてもビデオ通話ができるようになっているはずだと考えた」とし、プライベート用飛行機に乗ってバカンスを楽しむ女性2人がそれぞれイヤホンを耳にかけ、古い電話の受話器のような形をしたマイクの上に表示される男性の映像とおしゃべりする様子を描いたイラストを掲載した。形こそ大きく異なるが、やっていることはまさに無線ネットワークによるビデオ通話であり、この予測は見事に実現したとい言っていいだろう。

 また、ヘッドバンド型の小型テレビを装着する男性の写真を紹介し、その姿は現在のVRゴーグルにとても似ているとしたほか、1930年代の雑誌では自動車の自動運転技術の実現が予測され、1910年代の雑誌のイラストには「自動掃除機」が描かれていることを伝えた。

 そして、「コンピューターが世に出たばかりの1969年、日本のある雑誌が未来のマルチメディア教育を構想したイラストと文章を発表した。イラストでは、教室で子どもたちがコンピューターを使って遠隔教育を受ける様子が描かれている。教室には自動化された監視員システムもあり、まじめに授業を受けない子どもはロボットからお仕置きを受けるのだ」と紹介している。

 1969年といえば、中国は文化大革命の真っ只中。自国が経済成長よりも階級闘争に明け暮れていたなかで、隣国の日本では経済や科学技術が大きく発展し、すでに未来の技術の青写真まで描かれていたというのは、中国の人にとってみれば驚きと日本との差を感じるトピックかもしれない。(編集担当:今関忠馬)