日本はかつて、古代中国から多くを学んだが、それには「妖怪文化」も含まれるという。中国メディアの快資訊は10日、日本の妖怪を中国の「パクリ」としたうえで、中国の妖怪はどうして日本のパクリに遠く及ばないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 日本では、遊園地にお化け屋敷があるのが定番で、夏になると怪談をテーマにした番組が多くみられる。日本は「妖怪で有名」だと記事が述べているのも納得である。記事は具体的には記していないが、古代において日本の怪談の量は中国ほど多くなかったようだ。しかも、暗くて悲惨な話が多く、農民の厳しい生活を反映していたのだろうと推測している。また、日本の妖怪の多くは中国の怪談の影響を受けていて「中国出身」、つまり日本の妖怪は中国の「パクリ」であると主張した。

 しかし、現在では中国の妖怪は有名ではないという。西遊記や白蛇伝など昔の話が多少残っている程度である。それに対して、日本ではアニメやドラマで次々と新たな妖怪ものの作品が出て人気を博している。有名なところでは、ドラマにもなった漫画「百鬼夜行抄」(ひゃっきやこうしょう)や、「夏目友人帳」があると指摘。さらには日本の妖怪を一躍有名にした水木しげる氏の作品や、「鬼灯の冷徹」(ほおずきのれいてつ)、京極夏彦氏の「百鬼夜行シリーズ」など、日本には多くの有名な作品があると紹介した。

 こうした作品は中国人にも有名だ。では、日本のように妖怪を題材にした作品が中国では少ないのはなぜだろうか。記事はその理由について、建国後の中国の方針と関係していると指摘した。科学を重視するようになった中国では、唯物論によって信仰のみならず「昔からの伝説も大々的に抹殺」したと残念そうに伝えた。筆者に言わせると、妖怪も伝統文化の重要な部分であり、再び脚光を浴びるのを希望しているようだ。

 日本の妖怪が中国のパクリかどうかはさておき、中国では日本の怪談が人気なのは間違いないようだ。テレビで放送されていないとしても、動画共有サイトでは日本の妖怪ものの作品が非常に多く出ており、多くの人がこの題材に興味を持っていると言えるだろう。逆を返せば、日本にとっては商機があるとも言えるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)