中国では「自動車」は所有する人の社会的地位やメンツを誇示するためのツールという側面がある。それゆえ消費者はより大きく、より高級感のある車を好む傾向にあり、中国車に乗っていたのでは「メンツが立たない」という声もよく聞かれる。

 バイクは自動車を購入するお金がない人が乗るものという認識があるためか、中国人旅行客が日本滞在中に「バイクを乗っている日本人」を見かけて、「日本はこんなに経済が発展しているのに、なぜバイクに乗る人がいるのか」と驚くこともあるようだ。

 中国メディアの快資訊は10日、日本はアジアでトップを争うほどの経済力を持つ国だと指摘する一方、その日本では、なぜバイクに乗る人が今なお数多く存在するのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 近年の中国では自動車が急激に普及しているほか、手軽が移動手段として電動スクーターが普及している。しかも、中国では多くの都市で環境汚染対策などを理由にバイクに乗ることが禁止されているのが現状だ。

 記事は、「中国ではバイクの生産台数も販売台数も急激に減少している」と伝える一方、日本で今もバイクが広く乗られている背後には発達したバイク産業があると指摘。ヤマハやホンダなど優れたメーカーがバイクを生産しているため、安全性が高く、消費者は安心してバイクに乗ることができると紹介。

 また、日本は国土が狭く、バイクでの移動の方が便利な場合があるとした他、自動車の所有コストが高いため、やはりバイクの方が安上がりだと指摘。また、日本人消費者は中国人のように「バイクに乗っていたのではメンツが立たない」とは考えないと指摘し、こうした理由からバイクは日本で広く親しまれているのだと強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)