日本は中国にとって近い国だが、「気持ちのうえではとても遠い」という。何が中国人にそう感じさせるのだろうか。中国メディアの網易は6日、日本の細部を知ったら、誰でも日本に対する見方が変わるとする記事を掲載した。

 日本が近いようで遠いと感じる理由として、中国でよく言われるのは、同じ漢字を使用しているのに全く聞き取れないという言語の壁、日本人は脱亜入欧の気持ちが強いと感じられること、複雑な歴史問題などがあるという。

 しかし、近いようで遠いと感じる日本に対する見方を変える事物は数多く存在すると主張。たとえば記事は、日本はどこも「きれい」だと指摘した。中華街は世界中にあるものの、日本の中華街が最もきれいだというのは興味深い話だ。そもそも空気自体がきれいだが、これは多くの人が電車などで出勤していることと関係があると分析。そのため、中国のように都市部への自動車の乗り入れ制限をする必要もない。記事はこの理由を他人に迷惑をかけないようにするという「公徳心」にあると分析。それに比べて中国では「己の欲せざる所は人に施すことなかれ」という孔子の言葉が口先だけのものになっていると残念がった。

 また、「教育」も日中では異なっていて、これも日本に対する見方が変わる要因の1つと主張した。日本では子どもが3歳になるまでの期間を大切にし、多くの母親は仕事を辞めて自分で子育てをすると紹介。育て方も中国と違い、食事の量や重ね着もほどほどにさせ、病気になっても自然治癒力を重視し中国のようにすぐに点滴を打たないと感心している。日本では点滴というと大げさな感じがするが、中国ではちょっとした風邪でもすぐに点滴する傾向がある。記事は、日本の平均寿命の長さから考えると、医療や飲食、衛生などの習慣は正しいのだろうと感想を述べている。

 このように、日本と中国は距離が近くて似ている面もあるものの、生活の細部では大きく異なっているといえるだろう。記事が「日本を見直さざるを得ない」というのも納得だ。中国も経済発展が目覚ましいものの、日本やその他の先進国との差は「サッカーと同じで、中国は日本に近づくことはできるが追い越すのは難しい」と記事は指摘。長い歴史を誇る中国人には難しいことだが、今はひとまず謙虚になって「ゼロから」学ぶべき時だと訴えた。本当に謙虚に学ぶ姿勢があれば、中国も日本のように変われるかもしれないが、簡単ではなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)