訪日中国人の増加に伴い、中国でも「日本の清潔さ」は広く知られるようになった。トイレのように不潔になりがちな場所のみならず、不特定多数の人が行き交う駅のような公共の場所であっても、ごみが落ちていないことなどは中国で称賛されている。

 中国メディアの快資訊はこのほど、中国にも日本に負けないほど清潔な都市があったと伝える記事を掲載し、しかも、見方によっては「一人当たりGDPですら日本に負けない」と紹介している。

 記事は、「日本人のきれい好きは中国でも有名」だとし、トイレは特に清潔だと紹介。また、ごみ収集車など一般的に汚れがちで、中国では実際に汚れているのが普通だが、「日本ではまるで新車のように清潔に保たれているのは敬服に値する」と主張した。

 一方、清潔さで名高い日本だが、中国にも日本と同等の清潔さを実現している都市が存在するとし、それは、内モンゴル自治区オルドス市のハイバグシュ区だと紹介。この地域がなぜ清潔なのかと言えば、「ゴーストタウン」だからだとし、つまりあまり人が住んでいないからと指摘した。

 内モンゴル自治区オルドス市はもともと石炭バブルによって急激に開発が進んだが、石炭バブル崩壊によって多くの建物が建設途中で放棄されてしまった。こうした経緯もあり、ハイバグシュ区などは中国でも「鬼城(ゴーストタウン)」として知られている。人が少なければ確かにごみをポイ捨てする人も少なく、一人当たりGDPも高まるだろうが、記事は皮肉を込めて「日本の清潔さに匹敵できるのは、中国では人がいない場所だけ」だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)