最高時速500キロというリニア中央新幹線は2027年に東京(品川)ー名古屋間が開業し、2045年には大阪まで延びる予定だという。中国メディアの快資訊6日、このリニア中央新幹線と中国高速鉄道を比較する記事を掲載した。高速鉄道は中国が誇る「新4大発明」と言われているが、それぞれに利点があるという。

 リニア中央新幹線が注目されるのは、何と言っても「世界初」だからだろう。日本独自の技術である超電導リニア技術を用いたリニア新幹線は世界初の事例で、記事も、これは鉄道の革新だと惜しみない称賛を示している。リニア中央新幹線の開業により、東京ー大阪間は約67分、東京ー名古屋間は約40分で結ばれることになる。記事は、名古屋は中国人にも有名で非常に景色が美しいと聞いているので、旅行客はここで降りて観光しないわけにはいかないだろう、と期待感を示した。

 さらに、このリニア中央新幹線の別の特徴は速度で、最高設計速度は505キロとなっている。中国高速鉄道より圧倒的に速いことになるが、記事は、費用が膨大でコストの面では中国高速鉄道の何倍もかかると指摘した。建設に要する費用の概算額は、9兆300億円と試算されている。

 その点、中国高速鉄道は乗車料金を低めに設定しているため、速度はリニア中央新幹線に劣るがコストパフォーマンスが高いと主張。しかし、国民にとって受け入れやすい価格とするために、ほとんどの路線が赤字であることを記事は触れていない。さらに中国高速鉄道の別の利点としては、運行経験が多く運行時間も長いこと、高温の地域など過酷な環境下でも運転できることを指摘している。

 日本のリニア新幹線と中国高速鉄道には、それぞれに良さと欠点があると言えるだろう。記事の中国人筆者は、中国人に受け入れられているので「個人的には高速鉄道のほうが勝っていると思う」としているが、全く違う乗り物に勝ち負けを決めるのは難しいことだ。

 比較するなら、上海で運行中の常電導磁気浮上「上海トランスラピッド」の方が近いと思われるが、それでも技術が全く異なっており、超電導のリニア中央新幹線とは非常に大きな差があるとも言われる。超電導技術を実用化するというのは、技術大国である日本ゆえだと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)