中国メディア・東方網は6日、「日本のネットユーザーは、どうして韓国を嫌悪するのか」とする記事を掲載した。記事によれば、その理由はこのほど韓国国内で出たある裁判の判決とも大きくかかわっているという。

 記事は、近ごろ日本のネット上で、日本のバーチャルユーチューバー・キズナアイが発表した動画が、日本のネットユーザーの激怒を買ったと紹介。その理由が「韓国のアイドルグループTwiceの曲『TT』を、日本語版があるにもかかわらずわざわざ韓国版で歌って配信したから」というものだったした。

 そのうえで、「実はこれは、日韓両国間の不協和音の縮図にすぎない。両国は領土紛争や政治的な溝のほかに、二次元の分野でも実際相当いがみ合っているのだ。対立を生む理由は、主に韓国人が日本の二次元作品をパクることにある。最近では、韓国の人気マンガ家が日本の『スラムダンク』のイラストをほぼそのまま写して使っていたことが発覚し、マンガ家がSNS上で謝罪する騒動が起きた」と伝えている。

 また、韓国のソウル中央司法法院がこのほど「『韓国文化』を持ち出して、パクリ作品を擁護した」と指摘。韓国アニメの元祖とされる「テコンV」の版権を持つ玩具メーカーが、同作品に似た玩具を発売した企業に対して起こした訴訟で、被告側は「テコンVは日本のマジンガーZなどの作品のパクリであり、著作権の保護を受けない」と主張していたと紹介した。

 そして、1976年に放映開始した「テコンV」は韓国のアニメ界を象徴する作品であり、韓国アニメの自尊心であると説明したうえで「それゆえ、裁判所は『テコンVはテコンドーから生まれたもので、日本文化から生まれたマジンガーZなどのキャラクターや著作物とは、特徴や個性の上で違いがある』との裁定を下したのである」と伝えた。

 記事はこのほかにも、これまでにパクリ疑惑がかけられてきた作品の数々を紹介。「総じて、日韓の二次元文化における対立の溝はほとんど底が見えないくらいに深い。今後双方が対立を棚上げにしてうまくやっていくことができるのか。それは神のみぞ知る、といったところだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)