旅行ブームが起きている中国。距離的に近いこともあってか、日本を訪れる中国人も増加していて、リピーターとなる人も多い。中国メディアの快資訊は5日、「なぜ中国人は日本を訪れるのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本を旅行中の中国人へのインタビューを紹介し、「その答えに切ない気持ちになった」としている。

 近年非常に大勢の中国人が旅行で日本を訪れているが、歴史問題や領土をめぐる対立など日中間には少なからぬわだかまりがあるのも事実だ。では、なぜこれほど多くの中国人が日本を訪れるのだろうか。記事は、日本を訪れていた中国人旅行客にその理由を尋ねた様子を紹介している。

 ある旅行客は、「日本人の仕事に対する姿勢が真面目で好きだ」と返答している。中国人の間では日本のサービスの質が高く評価されているが、相手が誰であろうと分け隔てなく接し、また、客が買い物をしなくても丁寧に頭を下げて見送るサービスは「日本では『客は神様』という言葉を体験できる」として評価されている。また、中国人旅行客に人気の日本製品の品質も「日本人の仕事に対する姿勢」を示すものなのだろう。

 別の旅行者は、日本の「二次元文化が好きである」と返答し、秋葉原は天国であると紹介している。さらに、日本のドラッグストアが好きで、様々な高品質の化粧品を安く取り揃えていてすばらしいと評価している。中国にもドラッグストアはあるが、販売されている商品の品質がいまいちだったり、値段が高ったり、品揃えが悪かったりする。

 他にも、「日本の茶道や食文化に、中国の文化が垣間見られる点が好きだ」といった意見を述べる中国人もいたことが紹介されている。中国の数千年の歴史よりも、日本に持ち込まれた文化のほうが好きだというのは中国人からすれば「切ない」ことだろう。

 今後、さらに日本を訪れる中国人は増加することが予想されている。どのような理由で来日するとしても、さらに日本を好きになってもらえるような「おもてなし」をしていきたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)