言語が通じない国に旅行に出掛けた際、現地に言葉が通じる人がいれば心強く感じるだろう。近年、日本を訪れる中国人は増加しているが、日本人で中国語を話すことのできる人は少数派であるうえ、日本語を話せる中国人も多くない。

 そこに目をつけた一部の中国人による白タク行為が増えていることが日本各地で問題となっている。中国メディアの快資訊は3日、「日本旅行では中国人一派に気を付けるべきだ」と論じる記事を掲載し、最近問題となっている「白タク」を利用しないようにと紹介している。

 記事はまず、日本では最近、道路交通法違反で中国人が逮捕される事例が相次いでいることを紹介。ある中国人は2015年10月より「白タク」の会社を立ち上げ、約60人もの中国人ドライバーを雇い、合計8000万円(約493万元)を売り上げていたことを紹介している。

 続けて、一般的に「白タク」の運賃は正規のタクシーよりも低く設定されているものだが、今回日本で摘発された組織が設定していた運賃は正規運賃であれば5000円(約310元)であるところを、約4倍の値段であったと紹介し、非常に高い値段設定であったと紹介した。

 一方で記事は、値段設定は高いが、ドライバーは中国語と英語が話せるため、日本を訪れた観光客から非常に好評であったと紹介。しかし、「白タク」は日本では違法行為であること、もし、事故に遭遇した場合にしっかりとした補償が受けられないこと、警察にとめられた場合に面倒なことになるため、「白タク」は使用しないように読者に勧めている。

 中国では「白タク」が数多く存在するため、多くの中国人観光客が知らずに日本で「白タク」を利用してしまっているとも考えられる。その背景に、言葉が通じないところでの不安があるのかもしれない。さらに増えるであろう中国人を含めた外国人観光客をどのように「おもてなし」するかが今後の課題といえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)