日本のみならず世界的に愛されているマンガ・ドラえもんはネコ型ロボットである。ネコが主人公に選ばれた背景にはやはり、日本においてネコが人間の生活に密接にかかわってきたことがあるのだろう。中国メディア・東方網は4日、「ドラえもんの故郷に行って、日本の猫文化について考える」とする記事を掲載した。

 記事は、「日本の文化は多くの人を虜にする。長い歴史と人間との深いかかわりを持つネコ文化はその一例だ。日本では多くの場合、ネコに対して女性的な柔和でかわいらしい印象が与えられる。そして、今ではさまざまなメディアによって日本のネコ文化が世界各地に輸出され、世界のネコ好きたちを魅了しているのだ」とした。

 そして、日本とネコとのかかわりは1000年あまり前の平安時代にさかのぼり、当初は貴族のペットとして珍重されたが、数百年前に大規模なネズミの被害が出たことで一般庶民にも飼育する権利が与えらえ、それ以降、ネコは日本社会の文化のあらゆる部分に浸透していったと説明。「今も昔も日本の民間信仰にはネコの姿が多く見られるほか、ネコをテーマとした芸術作品も実に多い」と伝えている。

 ネコがいかに現代の日本社会に浸透しているかを示す具体例として、記事はまず、岩手県石巻市の田代島、通称「猫島」を紹介。毎日たくさんのネコが港で漁船の帰りを待つという現地ではネコの神様が崇拝されており、ネコと漁師が代々いい関係を築いてきたとした。

 また、「猫島」のような特別な場所に限らず、日本の一般的な路地でもいたるところでネコの姿を見かけると説明したほか、ネコカフェや、写真集から文学作品、画集、マンガまでネコをテーマとした書籍専門の書店の存在や、招き猫発祥の地とされる東京の豪徳寺について紹介している。

 記事は最後に、日本にあるネコに関連した言い伝えやエピソード、芸術作品、風俗風習は枚挙にいとまがなく、とても逐一紹介できるレベルではないとし、興味がある人はぜひ日本に行って自身で体験して欲しいと結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)