中国メディア・東方網は3日、「日本で使う箸には、こんなにたくさんのタブーがあるのか」とする記事を掲載した。箸は中国でも一般的に使われる食器だが、その使い方は日本に比べるとだいぶ自由なようである。

 最初に紹介したのは、箸で食べ物を刺してはいけないというルールだ。「箸は竹串ではないので、食べ物を刺してはいけない。そして、箸をナイフみたいに使ってもいけない。大きい食べ物を割る際には、外側から挟んで割ること。真ん中に箸を刺し入れて、力づくで裂くように割ってはいけない」と説明している。

 続いては、直接箸に関するものではないが、中国の人が日常的にやっている「頭を下げテーブルや食器に近づけて食べる」こと。味噌汁のお椀も、ご飯のお茶碗も手で持ち上げて食べなければならないとし、このマナーを守らないと奇異の目で見られることになると伝えた。また、このような食べ方をしている大人を見た少女が「見てママ、あの人、犬みたいな食べ方してる」と指差しているイラストを掲載し、日本では「犬食い」と言われることを説明した。

 さらに、2人が同じものを箸で持ち合うこと、ご飯が盛られたお茶碗に箸を立てないことを紹介。これらは、葬式や人の死を想起させる縁起の悪いものであり「他人の目など気にしないという人でも、少なくともこのタブーは犯さない方がいい」としている。このほか、箸を舐めたり、箸を楽器のように皿などに叩いて音を出したりしてはいけないと指摘した。

 記事は「どの国にもテーブルマナーは存在する。日本のマナーは煩瑣に見えるのだが、実際はいくつかのタブーを覚えておけば基本的には大丈夫。覚えていなくても心配ない。他人の食事を邪魔しなければ、そこまでとやかく言われることはないのだ」とまとめている。

 他人の邪魔をしたり、迷惑をかけない・・・まさにそこが、日本における種々の礼儀やタブーの原点なのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)