千里の道も一歩から、ローマは一日にしてならず、急いては事を仕損じる、石の上にも三年・・・焦らず地道に取り組むことの大切さを教えることわざや格言は枚挙にいとまがない。それはもしかしたら、人間が功利を急ごうとする生き物だからかもしれない。

 中国メディア・東方網は3日、「日本代表はどうやってアジアの二流からワールドカップの常連になったのか」とする記事を掲載した。

 記事は、1990年代初めに日本でプロのサッカーリーグが誕生した頃、日本サッカー界は自国のサッカースタイルや戦法について模索を続けていたと紹介。その結果、身体的な能力は遺伝的な問題であり、すぐに変えることは不可能と判断し、テクニックを重視するブラジルのスタイルこそが日本の活路であるという結論を出したと伝えた。

 そして、一たび進むべき道が決まると、日本人はその道をひたむきに前進し続けてきたことを指摘。「Jリーグから各年齢層の代表、女子サッカーまで、日本サッカーは全てパスを主体とするテクニカルなスタイルで統一された。そして、結果が出ない時期もそのスタイルを変えることなく、約30年かけて自らの風格を形成してきたのだ」と説明している。

 そのうえで「日本の成功経験は簡単なように見えるが、実際にやろうとすると実に強い辛抱の心が必要になる。中国サッカーはかつて日本に学ぼうとし、模倣に乗り出した。それから英国、フランス、ドイツ、イタリアからも学ぼうとしてきたが、いずれも成果が出ていない。原因は簡単だ。誰から学ぼうが、短期間に成功することなどあり得ないのだ」とし、中国サッカーの忍耐力のなさ、「辛抱弱さ」を指摘した。

 さらに、自らの特徴を把握してプレースタイルを確立してきた日本に対し、中国は今もなお自らの長所と短所を把握できていないとも論じている。そして「頻繁に監督を変え、方針を変え、プレースタイルを変えていては、もともと簡単ではない成功の道がより一層曲がりくねってしまう。もし中国サッカーがこの点を認識できないままなら、おそらくワールドカップの切符を手に入れるという望みは実現しないだろう」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)