中国では旧日本軍と中国共産党軍の戦いを題材にした「抗日ドラマ」が連日放映されている。しかし、近年は抗日ドラマの内容が史実とかけ離れていたり、現実ではあり得ない描写が登場したりと、物議をかもすケースが増えている。中国メディア快資訊は1日、「もし日本人が抗日ドラマを観たらどんな感想を抱くのだろうか」と問う記事を掲載した。

 旧日本軍の残虐さや愚かさが誇張され、それを共産党軍が成敗するというのが抗日ドラマのお決まりの展開だが、中国では近年、手刀で日本兵を切り裂くといった荒唐無稽な描写のある抗日ドラマが登場するなどして問題となった。

 記事はまず、日本は第2次世界大戦で米国に無条件降伏をして以後、ずっと米国に服従し続けている国だと主張する一方、これは日本が強者だけを尊重する国だからだと主張。それに対し、日本は中国に対する侵略行為をいまだ認めず、対中国では頑なな姿勢を崩さないとし、そんな日本人が荒唐無稽な抗日ドラマを見たら「どう思うだろうか」と疑問を投げかけた。

 続けて、日本は中国の抗日ドラマの内容に対して「ヒステリックに抗議するわけでもなく、沈黙の姿勢を貫いている」と主張しつつも、日本のネット上の声を見てみると「取るに足りないもの」あるいは「嘲笑」の意見も存在すると指摘した。

 中国人からしても「抗日ドラマ」はさすがに度が過ぎているとも感じられるようだが、日本人の反応については「ネット上で論議されている様子は見られず、沈黙を保っており、論議することすら理に欠けると捉えているようだ」と指摘した。そして「もし愛国心の強い韓国人であればヒステリックに反応しているだろう」としつつも、日本人はあまり抗日ドラマに反応を示していないとし、正直日本人の真意はよくわからないと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)