中国メディア・東方網は7月31日、「これらの12種類の日本文化によって、日本人自身の心が苛まれている」とする記事を掲載した。

 記事は、「日本には多くの独特な文化や伝統が存在し、それらがある程度日本社会の環境に影響を与えている。もしこの環境でうまくやっていきたいのなら、ルールを守らなければならない。日本人は小さいころからこれらのルールを学び、適応してきたが、外国人から見てみると実に奇妙なものも少なくない。そして実は、日本人ですら耐えられないと思っているのだ」としたうえで、日本のネット上で示された「日本に存在する12の忌まわしい文化と暗黙のルール」を紹介している。

 最初の6つは、「勤労は美徳であり、特に若いうちは休日出勤や残業が多少きつくても耐えるべきという考え方」、「遊ぶために有給休暇を取ることは罪悪だという考え方」、「空気を読む、という暗黙のルール」、「まじめだった学生より、更生した不良の方が偉いという風潮」、「女はこうあるべき、男はこうあるべきという観念を強いる風潮」、「どんなに嫌な仕事でも3年は続けろという考え方」とした。

 残りの6つは、「有給休暇や出産・育児休暇を取得しようとすると上司が嫌な顔をする」、「履歴書は手書きじゃなきゃいけない風潮」、「遅刻に厳しいくせにどしどし残業させる時間観念」、「個性を求める学校教育に対し、社会が個性を許さない」、「何かにつけてメディアが自粛を煽り立てる風潮」、「ネットでのマナー違反行為に対してネットユーザーが鬼の首を取ったように非難する風潮」となっている。

 紹介された「忌まわしき風潮」の多くは、仕事をするうえでのものだ。日本のある若手社員が上司から「世の中は理不尽なことだらけだが、その理不尽を受け入れなければいけない」と言われたという話を前に聞いたことがある。それ自体が「理不尽」極まりない発言という印象だが、これまでの日本社会では「そういうもの」として罷り通ってきたのだろう。しかし、価値観が多様化し、グローバル化も進んでいる今の日本社会では、このような「理不尽」に疑問の声を挙げる人が増え始めた。

 社会で生きて行くうえで守らなければいけないルールや、少々がまんしたり耐えたりしなければならないことは当然ある。しかし、慣例や固定観念による、必要のない、あるいは合理性のない縛りや理不尽な事柄は廃されるべきだ。社会が急速に変化する中で、人びとの観念も変わっていく必要がある。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)