中国メディア・東方網は7月31日、「中国人は非常に根に持つ民族だと日本人が思っている」とする記事を掲載した。日本人がそのように考える理由は、中国の浙江省にある、900年もの間土下座し続ける夫婦の像にあるという。

 記事は、「南宋の歴史人物である岳飛と秦檜について、中国の歴史教科書では、かたや偉大な民族の英雄、かたや悪名が後世に長く残る奸臣という位置づけで定まっている。無実の罪で岳飛を殺した秦檜は、中国人が決して許すことのできない存在であり、秦檜とその妻の石像は今もなお跪いて900年前の罪業に対する贖罪を行っている」と紹介した。

 また、日本では「今もなお杭州の秦檜像の前では、市民らが像を叩いたり踏みつけたり罵ったり唾を吐き捨てたりする」と伝えられているとしたうえで、「すでに像の周囲は鉄柵で囲われており、今や唾を吐いたり踏みつけたりということはない。しかし、中国人が異民族の侵略から祖国を守った岳飛を尊敬し、秦檜夫婦を恨むという状況は今も変わっていないのだ」としている。

 そして、日本の一部学者が「秦檜夫婦に900年あまり土下座させ続けていることから、中国人は非常に根に持つ民族であることがわかる」と評していると説明。これに対して「中国人は根に持つのではなく、愛憎に対してはっきりしているにすぎないのだ」と指摘した。

 記事はさらに、秦檜像から日本人が「中国人は根に持つタイプ」と思う大きな理由として、日本人の死生観について言及。「日本の神道や仏教では、死んでしまえば善人悪人を問わずみな仏や神になる。日本の歴史を見ると、謀反を起こしたり売国行為に及んだりした人物に対しても、死者に鞭打つような仕打ちはしない。死んでしまえばすべての罪が無になるのだ。秦檜がもし日本に生きていたら、死後に土下座させられることもなく、逆に威武を示す像が建てられていたかもしれない」と論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)