中国の経済規模はすでに世界第2位の水準にあるが、まだ開発途上国に分類されることが一般的だ。では中国が開発途上国を脱し、先進国に仲間入りするためには何が必要なのだろうか。中国メディアの捜狐はこのほど、中国は「日本に学ぶことが必要だ」と伝えている。

 記事は、中国人にとって日本は「複雑な感情を抱かざるを得ない国」であると指摘する一方、日本こそ中国にとって最も「模範」となる国であると主張。なぜなら英国やフランスのような伝統的な強国と違い、日本は「近代から現代にかけて、急激に発展を遂げて先進国となった国だからだ」と主張した。

 続けて、中国国内では「中国が『中所得国の罠』に陥らないためには、イノベーションが必要だ」という声が多く聞かれると指摘する一方、日本はイノベーションではなく、「質」を強みに先進国となったと指摘。日本の製造業はイノベーションに乏しいとしながらも、非常に高い品質と相対的に安い価格で成功を収めたとし、「日本人は細部にまで徹底してこだわりつつ、コストを下げてコストパフォーマンスの高い製品を作った」と指摘した。

 さらに、中国製造業は労働力の安さを武器にコストパフォーマンスを追求してきたと指摘する一方、日本は「知恵を働かせて追求してきた」という違いがあるとし、日本に学ぶべき本質は「知恵を働かせる」という点に尽きると主張。

 中国には他の国にはない「巨大な市場」という強みがあると指摘しつつ、この強みを生かすには「知恵」を働かせて高付加価値の製品を作れるようになることだと指摘。これには労働力の安さを強みとする段階から脱却し、日本のように「知恵」で稼ぐことができるようになる必要があると強調している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)