経済発展によって中国人の生活水準は急激に向上し、人々が理想とする生活も変化しているようだ。中国メディアの快資訊は30日、「農村の生活が日本人の長寿につながっている」として、日本人の生活スタイルについて紹介する記事を掲載した。

 記事は、まず中国で過去に話題となった話を紹介した。ある農村の子どもが夢見た理想の生活は「都会で高級車に乗り、洋風の家に住むこと」だったという。そのためにひたすら働いて都会に出たが、都会の生活は既に変化しており、「富裕層は健康のために自転車に乗り、環境の良い田舎の別荘で暮らし、やはり健康のために家畜にやるような野菜を食べている」ことに気づいた。それで田舎の暮らしが一番贅沢で、「自分は農村で都会の成功者を待っていればよかったのだ」と感慨深く悟ったという。

 これは1つの笑い話でもあるが、記事は「中国の現実を映し出してもいる」と指摘した。高い質の生活が可能ならば、農村部の方が生活するのに適した環境と言えるとし、「その良い例が日本の農村の生活だ」と主張した。

 日本人の平均寿命は世界有数の長さだが、長寿の人が多いのは農村部を含む地域であるとし、日本人の長寿の秘訣を3つ指摘した。それは、「生活環境」、「食品の品質」、「生活のストレス」で、中国と比べると日本の農村の環境は優れているので「世界の長寿国となっているのも何の不思議もない」と論じた。

 特に「食品の品質」については、「日本の品質管理は非常に高く、とても中国には真似ができない域だ」と指摘した。なぜなら、「食品に関して問題が発覚すると生産停止のうえで調査や改善を図り、再発がないよう検査を続けるほど厳格」と指摘した。中国は経済的に豊かになっている反面、環境汚染や残留農薬などの食の安全について不安の声が絶えない。著しい経済成長を続ける中国だが、日本の農村は豊かで自然な暮らしができる理想郷のように映るようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)