生活様式は国や地域ごとに異なるゆえ、一般的な住居の設計も地域によって違いがあるものだ。中国メディアの快資訊は26日、「中国の住宅にはトイレが2つ以上あるのが普通」だとしながらも、これは「日本人にとって理解に苦しむことらしい」と主張する記事を掲載した。

 トイレや浴室は生活に必須の場所であるだけに、日中で大きな相違はないように思われるが、中国の住宅で「トイレ」を指す空間内には「トイレ、洗面所、浴室」が一緒に配置されているのが一般的だ。日本のようにそれぞれ個室に区切られていないため、家族の1人がトイレを使用すれば、他の家族は洗面台や浴室を使うことができなくなってしまう。

 家族で住んでいると、「トイレ、洗面所、浴室」が一緒になった個室は当然朝晩には混み合うことになる。それゆえ、日常生活を快適に過ごせるように「トイレ」を2つ以上配置するのは中国の家庭ではごく一般的に見られる設計だ。

 また、中国では最近、衛生面に考慮し、洗面所を浴室とトイレとは別の空間にして「湿気によって雑菌が増殖することを防ぐ」という設計もされている。しかし、日本の住宅では「トイレ、洗面、浴室」がそれぞれ個室となっていて、単独で使用できるので「家族が多くてもトイレを2つ設置する必要はない」と中国との違いを指摘した。

 他にも日本では「生活の動線を考慮し、キッチンからも洗濯機の置かれた洗面所へと入れるようにして、快適、かつ、狭い空間を最大限に活用する工夫がされている」と紹介した。同じトイレであっても、日本と中国では空間からして大きな違いがあることがわかる。日本人が中国のトイレに戸惑うのであれば、中国人が日本のトイレに戸惑い、驚くのはごく当たり前のことと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)