中国メディア・東方網は26日、実際に2年間日本のコンビニで働いた経験を持つという中国人留学生が語る、日本のコンビニの「知られざること」について紹介する記事を掲載した。

 まず、最初に挙げたポイントは「店長は基本的にいい人が多い」という点。なぜなら、性格の悪い人に店長は務まらないからだという。記事は「日本のコンビニ店長は、店の中で最も辛く苦しい存在だ。人件費削減の為もあって普段から通常の店員同様に仕事をするほか、トラブルがあった時のために24時間待機していなければならない。勤務シフト、仕入れ、収支分析、さらには、店内の清掃などもしなければいけないのだ」と説明している。

 2つめは、廃棄になる弁当などの扱いについてだ。「期限切れの弁当は規定に基づき勝手に食べてはいけない。あくまで会社の財産と見なされ、システム上に記録したうえで本部が回収するからだ。ただ、管理が比較的緩い店舗では期限切れの弁当を店員が持ち帰っても店長が見て見ぬふりをすることがある」と紹介した。そして、ここで指す「期限切れ」とはあくまでも賞味期限であり、1日や2日期限が切れても特に健康には影響はないのだとした。

 3つめは、お酒やタバコの年齢確認を徹底する点。日本は20歳未満の飲酒と喫煙が禁止されており、20歳未満の客にお酒やタバコを販売すれば営業できなくなるばかりか多額の罰金を支払うことになるとし、このために日本のコンビニではしっかりと年齢確認を行うのだと紹介した。

 そして、最後に挙げたのは、コンビニでの勤務が日本語会話を上達させるための貴重な場になるという点だ。特に、中高年の従業員や客とコミュニケーションを取るケースが多く、学校や普段の生活ではなかなか出てこないような言い回しを知り、身に着けることができるのだという。記事はその一方で「仕事中は他の中国人店員と中国語で話してはいけない。中には、勤務態度が不まじめというクレームを寄越す客がいるからだ」と指摘している。

 今や日本人の日常生活に欠かせない存在となっているコンビニ。その利用者は子どもからお年寄りまで実に多彩だ。それゆえ、中国人を含む外国人留学生がリアルな日本の社会を知り、リアルな日本人と交流するうえで、コンビニでの仕事というのは他の仕事よりもメリットがありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)