中国では毎年多くの子どもが失踪しており、その多くは誘拐されていると言われる。一説によれば、中国で年間に失踪する子どもの数は20万人に達し、無事に見つけ出される確率は10万分の1ほどだという。中国ではいかに子どもたちが危険な環境で暮らしているかが良く分かる。

 中国メディアの捜狐は25日、中国に比べると日本ではほとんど児童誘拐は発生していないことを伝え、日本人はどのように子どもたちの安全を確保しているのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 警察庁の統計によれば、2017年の略取誘拐事件の件数は72件に達し、日本でも子どもを狙った誘拐事件はまったく起きていない訳ではない。しかし、中国で失踪する子どもたちの数と比べれば、少ないのは事実だ。記事は「日本は世界的に見て、もっとも治安の良い国の1つ」だと指摘する一方、子どもたちの安全を確保するにあたっては「様々な努力が行われている」と紹介した。

 たとえば「知らない人にはついていかない」、「知らない人の車には乗らない」、何かあったら「大声を出す」、「すぐに知らせる」、「すぐに逃げる」といった行動を取るよう教育を通じて徹底させていると紹介したほか、保護者や先生だけでなく、通学路で見守り活動を行うなど、地域の大人たちが協力しあって子どもたちの日常における安全を確保していると伝えた。

 さらに、安全という点では防災のための訓練も日本ならではだと指摘し、日本では小学校はもちろん、幼稚園や保育所などでも地震や火災などから身を守るための訓練が行われていると紹介。中国では親が学校への送り迎えを行うのが一般的だが、中国と比べると、日本では子どもたちに「自ら判断し、自分で自分を守るための知恵」を教えているのが特徴的だと指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)