建設現場と言えば、かつてはうるさい騒音とほこりっぽいイメージがあった。中国では今まさにそうだが、日本の建設現場は非常にきれいな状態に保たれている。中国メディアの快資訊は21日、日本の建設現場について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国の建設現場は、鉄骨が林立していて、見ているだけで心配になる高所での作業、空中に舞うアスファルトの粉塵、汚れた空気が特徴で、最も耐えられないのは騒音だと紹介。建設現場一帯の空気はひどく汚れ、高所作業も命綱なしの場合が多く非常に危険だ。だが、中国ではそういうものだと思ってあきらめているという。

 しかし、日本の建設現場の写真がネットに上げられたことで、「本当に仕方がないことなのか」と疑問が起こったようだ。日本のビルなどの建設現場では、建物全体をメッシュシート(防音シート)で覆うのが一般的だ。ある中国人は突然目にした白いメッシュシートを「ゲームのバグかと思った」と冗談交じりに紹介している。見慣れていなければ衝撃的な光景だろう。

 記事はこのメッシュシートについて、落下物防止や、騒音防止、粉塵を抑えるなど、「近隣への配慮」を目的としていると紹介。他人に迷惑をかけないよう気を配る日本らしい工夫である。記事は、それでも迷惑はかけているので、少しでも気持ちを和らげてもらおうとメッシュシートに柄を付けたり、キャラクターものを使うことで子どもが喜ぶように工夫していると紹介。現場のコーナーは視界を遮らないように透明のプラスチックにし、近隣住民には事前に手土産を持って挨拶しに行き、不在の場合にはあいさつ文と手土産をポストに入れていくほど気を遣っていると伝えた。

 さらに環境保護にも気を遣い、建設リサイクルの割合が高く、作業後は掃除して現場前の道は水で流して掃除するほど徹底しているので、ほこりもたたないと説明。安全面でも、作業員各自のヘルメットに、個人名、役職、血液型を記載し、対策が万全であると紹介している。

 このように、日本の建設現場は細かなところにまで気配りがされていると言えそうだ。中国のようにほこりだらけで作業員の安全性にも問題があるのとは大きく違うと言えそうだ。記事は、これが中国には足りないところだと正直に認め、日本から学ぶように勧めた。これはぜひとも学んでもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)