中国メディア・環球網は22日、台湾の果物農家がドラゴンフルーツをチャリティ販売し、その売り上げを西日本豪雨の義援金として全額寄付したと報じた。

 記事は、「近ごろ、台湾島内ではバナナやパイナップルの販売が不調であるとともに、ドラゴンフルーツの価格も下がっている。しかしこのほど、宜蘭県の農家・林庭財さんが750キログラムのドラゴンフルーツをチャリティ販売することを決めた。日本では今月初めに深刻な豪雨被害が発生し、200人以上が命を落とした。そこで林さんは自ら育てた果物をチャリティ販売し、売り上げを日本台湾交流協会を通じて日本の被災者へと渡すことを決意したのである」と紹介した。

 林さんの果物は、先日台湾で行われた果物の品評会で3位を獲得するなど高品質だという。「日本の深刻な水害に心が痛み、居ても立ってもいられなくなった」林さんが行政院農業委員会農糧署に連絡し相談したところ、大いに賛同を受け、同署が21日午前に台北の希望広場でチャリティ販売会が開始したとのことである。

 同署の胡忠一署長は、「世界で栽培されているドラゴンフルーツの果肉は大半が白いが、台湾のものは赤い。日本の人は果肉が赤いドラゴンフルーツを見慣れておらず、輸入に同意していない。しかし、実は白でも赤でも栽培や管理は同じ。これを機に、日本政府に対して赤肉ドラゴンフルーツの輸入に同意するよう伝えてほしい」と語っている。

 記事は、今回のボランティア販売会で得た売り上げは約35万円であり、全て日本の被災地に送られると紹介。この情報を知った日本のネットユーザーからは感謝の声が出ていると伝えた。

 南国を代表するフルーツの1つであるドラゴンフルーツは、日本ではまだまだ馴染みが浅い。上品であっさりとした甘さを持っており、日本人の味覚に合う果物と言えそうだ。また、栄養価も高く、酷暑に苛まれることが多くなった日本でも今後人気が出るかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)