中国メディア・東方網は18日、日本のマンガ界の巨匠・手塚治虫氏生誕90周年を記念して描かれた「田んぼアート」が注目を集めていると報じた。

 記事は、「たとえ2次元ファンでなくても、鉄腕アトムやブラックジャックといった作品や、その生みの親である手塚氏のことは知っているはずだ」としたうえで、「今年は手塚氏生誕90周年にあたり、マンガが大きな産業になっている日本の人たちは、盛大にお祝いしている。記念展が開催されたり、記念品が制作されたりする以外に、青森県の村では手塚作品の名物キャラクターを描いた田んぼアートを作りあげた」と紹介している。

 そして、マンガの神と称される手塚氏の作品は、日本の重要な精神文化となっていると指摘。「第2次大戦後に大量の西洋の映像作品が日本に入ってきたことで、日本人は自らの文化をどのように守り、発展させていくかと考え始めた。青年だった手塚氏は、外来文化のインパクトを受けるなかで、人びとを感動させるマンガを描こうと志したのだ」と解説した。

 さらに、手塚氏生誕90周年記念の田んぼアートについて「6月の田植え開始後、その様子をSNS上で紹介したところ多くの人から注目された。アートは色の異なる9種類の水稲からできており、鉄腕アトム、ブラックジャック、ジャングル大帝レオなどお馴染みのキャラクターが描かれている。アートの色は8月中旬まで続く見込みだ」としている。

 記事は「田んぼアートは芸術的な創作力を示すとともに、日本農業の成熟した技術をも表している。山地の多い日本では、少ない田んぼでたくさん収穫できるよう稲作業を発展させてきたのだ」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)