中国メディア・東方網は12日、「どうして、おもしろいと感じる自動車はみんな日本車なのか」とする記事を掲載した。

 記事は、車好きの仲間たちと「おもしろい車」についての議論をすると必ずコンパクトながら遊び心のある日本の車種が出てくると紹介。「これについては、まさに日本のバブル経済の賜物なのだ」としている。

 そして、「日本経済は1970年代の発展を基盤に、投資の発達に伴って空前の繁栄期を迎えた。91年2月にバブルがはじけると日本経済には巨大な打撃を与え、以後日本経済は堅実路線を歩むようになった。しかし、バブルの時代は決して悪い時代ではない。この時期があったからこそ、日本の自動車業界には『ある性能に対して極限まで追い求める』とという研究開発の理念が生まれたのだ。当時は空間性、経済性、コスパといったキーワードは若者を中心とする消費者のニーズになく、個性、レジャー、性能といった特徴が求められたのだ」と論じた。

 記事によれば、このようなニーズを持つ市場環境だったバブルの時代に、日本の自動車は設計開発の面でピークを迎えたとのことで、その象徴的な存在としてトヨタのスープラ、ホンダのNSX、日産のGT-R32、マツダのRX-7といった車種を挙げている。そのうえで「正直なところ、現在の街乗りSUVは80年代末から90年代頭に誕生した製品に比べると、本当におもしろみが少ないのである」とした。

 その一方で「バブル時代に培った極致への追求心は、小型の大衆車上に残された。例えば、スズキのジムニーなどだ。実用性とコストパフォーマンスの追求が主流となる一方で、最高に『遊べる』小型車が登場するようになり、決して価格が高くない改造パーツも続々と出現したのだ」と説明している。

 記事は最後に「総じて、日本の小型車が魅力的なのは、特定の性能に対する妥協のない追求ぶり、そして一般の消費者でも手の届く品物であること、この2点からだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)