日本経営管理教育協会が見る中国 第523回 ――水野隆張 ■投資主導の経済成長が限界に達している

 これまでの中国経済成長の最大のエンジンは投資であった。ここ10年、世界の製造業設備投資の3割は中国に集中しており、産業基盤の強化が行われ、中国は「世界の工場」として成長してきた。しかし、近年成長率が6%台に減速し投資依存の成長から離脱し、消費の拡大により持続的な経済成長を実現する成長モデルに変わろうとしている。これまでの様な過度な投資は過剰生産能力のほか、エネルギーの消耗、環境破壊などの問題にも広がり、様々な弊害をもたらしている。現実には製造業や不動産を中心に投資の伸びが大きく鈍化・・・・

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