中国メディア・今日頭条は9日、西日本を中心に100人を超す死者を出した豪雨災害について「防災意識が極めて強い日本で、どうして今回の水害ではこれほど深刻な被害が出たのか」とする記事を掲載した。

 記事は先週末に西日本を中心に降った豪雨について「降水量が非常に多く、過去の記録を塗り替える地域もあった。8日午前に日本政府は非常災害対策本部を設置して会議を開き、多くの国民がなおも安全を確保できていないとの見解を示した」と紹介。「日本人は防災意識が高く、日本政府も厳重な災害対策を出しているのに、どうして今回の豪雨による水害でこれほどの死傷者が出ているのか」と疑問を提起した。

 そのうえで、岡山県に実家があるという関西華文時報の黒瀬道子社長の話を紹介。「今回の豪雨では1日の間に、3、4か月分の雨が降った。突然やってきた洪水に多くの人が逃げ遅れ、屋根の上などで救援を待つ事態になった」と語ったことを伝えている。

 そして、被害が拡大した要因の1つとして黒瀬氏が「想像していたよりも事態が深刻だったこと。日本政府はメディアを通じて、今回の雨が非常に危険で、命を守る態度が必要と警告を出していた。多くの市民が準備をしたのだが、残念なことにそれが及ばなかった。多くの人が、『これまでどんなにひどい雨でも、この水位を超えたことはない』など過去の経験をもとに対応しようとし、結果的に想像をはるかに超えるレベルで水が押し寄せたことで被災者が増えてしまった」と解説したことを紹介した。

 黒瀬氏はまた、被災者のなかに高齢者が多くいることを指摘。「豪雨で自分の土地がダメージが受けることを案じて見に行き、被害に巻き込まれ命を落としたり行方不明になるケースが少なくなかった」と説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)