中国人に人気の日本映画のジャンルと言えば、アニメと並んでホラーを挙げることができるだろう。若者を中心に人気が高いようだが、中国メディアの快資訊は5日、「どうして日本人の撮影するホラー映画はあんなに怖いのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本のホラー映画について、日本人は撮るのがうまく中国のみならず世界でも成功していると紹介。動画配信サイトなどでも多くの日本のホラー映画が配信されており、人気の高さが伺える。

 それにしても、日本のホラー映画が世界的にここまで有名になったのはなぜだろうか。記事は、「小泉八雲」氏の影響が大きいと分析。八雲氏はギリシア生まれの西洋人だが、来日後日本人と結婚し日本に帰化している。「耳なし芳一」などで知られている短編集「怪談」の作者としても有名だ。

 八雲氏は、日本人の妻から伝え聞いた日本の伝承をまとめ、この「怪談」を執筆したと言われるが、日本のホラー映画には、八雲氏の著作の影響が色濃く表れているという。記事は、独特の雰囲気と音楽で身の毛のよだつような効果を出している日本のホラーは、八雲氏の影響を受けており、日本の著名監督の作品にもその影が見られるとしている。

 日本のホラー映画は怖いという筆者だが、八雲氏の怪談は人を怖がらせるのではなく、人を憐れみ、悪を戒めて正していると分析した。日本のホラー映画には大抵もの悲しいストーリーがあり、その意味でもやはり八雲氏の作品の影響を受けていると指摘している。日本のホラーはジャパニーズホラーとしてジャンルが確立されており、派手な演出ではないが、背筋が凍るような冷たさを感じさせる演出が恐怖を掻き立てる。ジャパニーズホラーがこれだけ世界に広まっているのを見ると、怖いもの見たさは世界共通であるというのを感じさせる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)