中国全土に張り巡らされた中国高速鉄道。乗車料金は新幹線よりも安価であるため、今や多くの中国人にとって欠かすことのできない移動手段となっている。だが、中国は非常に広大な国土を持つため、高速鉄道といえども移動には非常に長い時間がかかる場合がある。

 たとえば、中国の首都である北京市から南部の大都市である広州市までは約1900kmもあり、最も速い列車でさえ8時間以上もかかる。長い列車の旅となれば当然、車内で食事をすることになるが、そこで問題が発生するのが中国の弁当事情だ。中国高速鉄道の車内で販売されている弁当は不味いうえに高額であるとして批判の対象となっている。

 一方、日本の駅弁は種類が豊富で味も良いため、多くの中国人は日本の駅弁のコストパフォーマンスの高さに驚くという。中国メディアの快資訊は5日、日本の駅弁について紹介し、中国の駅弁との差を強調している。

 中国では高速鉄道の車内でも弁当が販売されているが、多くの乗客は列車に乗る前にインスタントラーメンを購入し、持ち込んでいる。記事は、「日本には約5000種類もの駅弁があるらしい」と紹介したうえで、日本各地の特産品を使用した弁当は「長旅を美食の旅に変えてくれる」と紹介、しかも栄養バランスに優れ、見た目も良いうえに消費期限の管理も厳格に行われているため安心して口にすることができると称賛した。

 中国高速鉄道の車内販売の弁当は白飯が容器の大半を占め、そこにおかずが数品入っているだけという質素な内容となっており、値段の割に味も良くないと言われている。最近では、高速鉄道の駅まで注文した食事を出前してくれるサービスも登場しているが、まだ広く普及していないのが現状だ。日本を訪れる中国人が増加するなか、日本の駅弁の質の高さは中国でも広く知られるようになっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)