中国でも夏を迎え、旅行の計画を立てる人が増えている。今年も依然として日本は人気の渡航先となっているが、中国メディアの快資訊はこのほど、「日本を訪れる中国人が増加する一方で、中国に来る日本人は増えないのはなぜか」と問いかける記事を掲載した。

 中国人観光客が日本へ押し寄せ、大きな経済効果をもたらしているが、記事は「日本人観光客は中国に押し寄せていないばかりか、むしろ減少しているのではないか」と主張。中国人が大量に訪日しているのに、日本人が訪中しないのは不公平だとしながらも、中国を訪れる日本人が増えない理由を推測した。

 まず、「中国の伝統文化が消滅または崩壊していることが原因」と主張した。それとは対照的に日本は唐の時代に中国から学んだ文化を独自の文化として発展させ、保存してきたと指摘し、中国人が日本を訪れるとタイムスリップしたかのような錯覚を感じるものの、日本人としては興味深い歴史や文化が見当たらないと感じるのではないかと主張。中国は経済発展を優先し、伝統文化の保護を疎かにしたゆえに日本人だけでなく、外国人観光客全体の足が遠ざかったと分析した。

 また、日本人は大きなストレスを抱えながら生きているとし、「中国人ですら中国国内は物価が高いと感じるうえ、南国のようにのんびりと過ごせる場所もない」ため、日本人がわざわざ中国を訪れないのも理解できると主張した。

 そのほか、日本はサービスやおもてなしで世界有数のクオリティを持つが、中国の観光地の環境や受けられるサービスは「全体的に質が劣り、日本のほうが絶対的に優れている」と指摘。そして、大気汚染や食の安全問題なども日本人が中国旅行を敬遠する理由なのではないかと分析した。

 最後に、「中国人の反日感情」を挙げ、一部だが日本へ旅行する同胞を批判する中国人がいるように、「日本人のなかには中国へ旅行したくても、反日感情を恐れて敬遠している人もいるかもしれない」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)