最近、日本各地で地震が相次いで発生しており、地震の少ない地方に住んでいる中国人からすると、日本の住宅が地震で倒壊しないか心配になるようだ。中国メディアの快資訊は3日、「日本の住宅は地震が発生しても被害は非常に少ない」と題する記事を掲載し、日本の住宅がどのように設計されているのか紹介している。

 日本で地震が発生するたびに中国でも注目が集まるのは、それだけ多くの中国人が旅行で日本を訪れているためとも言える。その一方で、日本では大きな地震が起きても中国のように家屋が倒壊して死亡する人の数が少ないことを不思議に思う中国人は多いらしい。

 記事は、日本では「住宅を設計する際には法律で定められている事項が数多く存在する」と紹介し、これは国民の命を守るためであると強調。たとえば集合住宅であれば避難経路を確保しなくてはならないことのほか、耐震基準をクリアした設計が必要になることを指摘した。

 さらに、ベランダが設置してある日本のアパートやマンションでは、隣との仕切り壁がレンガなどの硬いものではなく、緊急時に容易に破って避難できるようにプラスチック製の板などで仕切られていることを紹介し、こうした点からも「日本人の安全意識の高さが見て取れる」と主張した。

 一方で記事は、日本の耐震基準は中国としても参考にする余地があるが、ベランダの間仕切りや避難梯子、さらには間仕切りのような仕組みは模倣することができないと指摘。なぜなら中国では空き巣対策をしっかりする必要があるためであり、日本の集合住宅のような設計で建てるとしたら、「泥棒に逃げ道を提供するようなものだ」と論じた。

 実際、中国では玄関以外の窓はすべて格子で囲われていることが一般的であり、日本のようにベランダのある集合住宅は一般的ではない。同じアジア圏ではあるものの住宅事情は大きく異なっており、日本の住宅の設計に驚く中国人は多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)