アジア全域で最も裕福な華人として知られた李嘉誠(レイ・カーセン)氏が率いてきた長江実業集団が、これまでの富の象徴として所有していた香港や中国本土の不動産を売却し、国外の企業や不動産の買収に資金を振り向け始めている。李嘉誠氏が第一線を退いた今年6月以降に、英国やオーストラリア、イタリアなど海外の資産を次々に買収する計画が明らかになり、「脱・中国」といえる動きが加速している。

 長江実業集団は李嘉誠氏が一代で築いた大コンツェルン。1949年に香港でプラスティック工場を立ち上げた李氏が売り出した造花が「ホンコンフラワー」として大ヒットし、その資金を元に不動産業に進出。1972年に香港証券取・・・・

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